公開日 : 2018/10/02 | 更新日 : 2019/07/04

鉄道博物館

正式名称:鉄道博物館

開館年月日:2007年(平成19年)10月14日 <鉄道の日>

設立団体:公益財団法人 東日本鉄道文化財団

コンセプト:鉄道の歴史博物館

開館理由・経緯:東日本旅客鉄道(JR東日本)の創立20周年記念事業のメインプロジェクト。
        2006年(平成18年)5月14日に閉館した交通博物館に替わる施設として開館。

設計:ジェイアール東日本建築設計事務所。

場所:さいたま市大成地区。大宮。

変化:2018年7月に歴史・未来・仕事コーナーに分かれた新館ができていました。

公式サイト:http://www.railway-museum.jp/

フィールドアーカイヴ メモ

施設全体が本当に鉄道愛にあふれています。
作った人達が本当に鉄道好きなんだろうなぁと感じられる施設です。

それぞれの列車に合った最善の方法で保存公開しているのはもちろんですが、列車だけでなく、その裏で働く職人さん達にまで光があたっていて、まさに愛ある保存継承、という感じです。

新館はコンセプトが明確に分かれていて、世代や好みにあわせたコーナー作りができています。
3階は歴史好き、2階は子供と電車マニア、1階は全対象といった感じです。

1階は、子供は気軽に、大人はじっくり知ることができる優れもの。
子供達は自分で作った自分専用のカードをかざして、大喜びで仕事クイズに全問挑戦していました。
こういう自分だけのカードとか、クイズとか、スタンプ集めとか子供大っ好きなんですよね。

昔はこういうのは単にパネルで陳列するだけだったりしたのですが(前の交通博物館はそうだったのでは)、それでは今は見てもらえませんから、相当の工夫が必要です。
誰が来ても楽しめる施設作りは簡単そうで難しい。

こんなの誰がみるの?誰がたのしむ?というような部分も汲み取って、好きな人にも知らない人にもどこかひっかかるようなつくりになっていました。

普通にある実物大の踏切と非常停止ボタンをコーナーの真ん中に置いちゃえ!ってよく企画通ったなぁと思うけれど、私これ押してみたかったですし。

一体どんな集団が作ったんだろう?

プロデュースする人が上手なのか、アンテナが高いのか、うまくいえないけれど、いまどきっぽい「デザインあ」みたいな演出が随所になされていて、なんだか感心してしまいました。

おすすめ 1:ロングバームクーヘン

 もともと名古屋のリニア・鉄道館で見つけたお菓子。
 二鶴堂という博多の菓子メーカーが作っているもので、ちゃんとした銘菓を作っている老舗が担当しているので味もちゃんとしています。
 外側も本格的によくできた形なので、そりゃあ子供達は気に入るよなぁという商品。
 子供がどうしてもまた食べたいというので、鉄道博物館にきました。
 記念館のみなさま、歴史の保存展示も大事ですが、子供がまた行きたくなる美味しい限定おやつを売っていること、大事です!

 

おすすめ 2:KIDS CAFE

 

 本館のKIDS CAFEが本格的で、味も価格も良しです。
施設の食事が美味しいのは、また行きたくなる大事なポイント

 

 

 

タイプ:一企業が記念事業として、集めてきた資料を企業内で保存しながら一般公開展示

鉄道業界には、こうやって全体を遺すような遺し方をしないと遺しておけない技術、世界があります。

単なる企業の自社製品ショールームではなく、やるからには鉄道業界全体、廃れた技術を含めた鉄道の歴史全体を展示してしまおうというスケールの大きさが感じられました。

一見、一般向けに作りつつ、それだけではないぞ、という感じ。

さらに、本来限定的だったはずのファンを積極的に増やして生みだしている感じがとっても勉強になります。

本来だったら廃れて消えてゆくであろう過去や現在の技術に対しての、理想的な次世代への伝え方がなされている施設です。

これらは現役の関係者達が、歴史と仕事に対する愛とそれをまかなえるだけの財力を持ち、なおかつそれを知りたいと思う人が大勢いるというのが上手く循環している好例だと思います。