「遺品整理」の類語|片付けや手伝いなどの類義語・別名を調べました


「遺品整理」に似た言葉ってありますか?

「遺品整理」に類する言葉ですね。どういった言葉があるか調べてみました。
「遺品整理」に似ている言葉ってどういう言葉があるんだろう?と悩んでいる方もいるのでは…と思い、今回は
「遺品整理」の類義語・別名について
をまとめてみました。
「遺品整理」に関心があり、似た言葉について知りたいと思っている方に読んでいただきたい記事です。
「遺品整理」の類義語
類義語の定義
- 対する言葉と意味が近い
- 対する言葉と表記上で代理がきく
この定義から「遺品整理」の類義語は、
・遺産整理
などが挙げられます。「遺品」と「遺産」の違いは後に書きます。
「遺品整理」の別名
別名の定義
- 対する言葉と意味が同じ
- 正式の呼び方以外の名称。異名。
この定義から「遺品整理」の別名は、
・遺品片付け・遺品整理手伝い
などが挙げられます。
形見分けとは
「形見分け」とは、残された遺族の間で遺品を分け合い、遺品を片付けていく行為のことを言います。
故人が残したものを形見として持ち帰り、お焚き上げ等の方法できちんと供養をしたり、受け入れ消化できるまでは大切な宝物として所有していたり、代々引き継ぎ使い続けることもあります。
「遺品整理」という名称が普及する前は、遺品を片付ける行為に対し「形見分け」という言葉を使うのが一般的でした。
「遺品」の類義語
さらに細かく、「遺品」の類義語は
となります。
遺品と遺産の違い
遺産は価値が生じ、お金に換金できますが、遺品は価値が生じないものも含まれます。一般的に遺産整理は法律的なことを指し、遺品整理は物を片付けることを指します。
ただし、以下の記事で書いたように
遺された者にとっては無価値でも、故人によっては遺品の中に価値が出るものもあるので、整理する際は慎重に行うことが大切です。
英語で「遺品整理」は
英語では「遺品」のことをRelics(遺物)やBelongings(所有物)といい「belongings of the departed」などと言います。「遺品整理」のことはOrganize relicsと訳されるのですが、実際は「遺品整理」に沿った言葉は存在しないようです。
さらに日本の「遺品整理業者」のような遺品を片づける専門業者はいなくて、単なる清掃業者が片づけることが多いそうです。
ただアメリカでは「Estate sale(エステートセール)」というものが「遺品整理」の方法の一つになっています。売主が亡くなった際に、自宅の外や中で遺品や家財道具や不動産などを販売して処分する遺産整理の方法です。
エステートセールを行うための専門業者はいるらしく、家財のなかでも売れそうなものに値札をつけ、広告をうって、セールの運営管理を行い、売上の一部をもらう仕組みになっています。
遺品整理にお金を支払う一方の「遺品整理業者」に比べると、遺品を売る作業をしてくれる「エステートセール業者」の方が助かるという人も多いかもしれませんね。
「遺品整理」の類語
「遺品整理」に似た言葉として、
・福祉整理
・身辺整理(家財整理)
・老前整理
などが挙げられます。似てはいますが、皆、亡くなる前の作業であるところが「遺品整理」と異なります。それぞれの違いを見ていきましょう。
生前整理とは
自分が生きている間に身のまわりのものを整理する事です。老後整理ともいい、主に亡くなることを見越した年齢ですすめる整理です。最近では「終活」ともいいますね。
福祉整理とは
遺品整理や生前整理に次いで、近年広まり始めたサービスとして「福祉整理®」があります。(福祉整理®は、メモリーズ株式会社の登録商標です)
福祉整理とは、主に高齢者や病気の方のご自宅・居室を整理・清掃する作業のことです。
遺品整理との違いは、対象となる方が「生きている」ということ。そして、生前整理との違いは対象となる方が「亡くなる前の準備ではない」という点です。
身辺整理とは
心機一転などで身のまわりのものを整理する事です。家財整理ともいい、亡くなることは意識せず整理整頓の目的で行われます。
遺品整理との違いは、対象となる方が死を意識しているわけではないこと、人間関係などを整理することにも使うという点です。「断捨離」ともいいます。
老前整理とは
こちらは最近よく使われるようになった言葉で40代・50代といった老いる前に自分の身のまわりのものを整理する事です。家財整理ともいい、亡くなることは意識せず整理整頓の目的で行われます。
遺品整理との違いは、対象となる方が死を意識しつつもすぐに亡くなる状態ではないという点です。
まとめ
いかがでしたか?今回は、
「遺品整理」の類義語・別名について
をまとめました。
故人の遺品を遺された者達が行う「遺品整理」に比べ、本人が生きているうちに整理してくれる様々な整理法がもっと一般的になっていき、遺族の負担がなくなるといいなと思います。
この記事があなたの「遺品整理」のお役に立てたら嬉しいです。