公開日 : 2018/09/29

事業計画にあたり、父からヒントをもらう

前回のコラム「反省?でもそのままでいい」を書く際、父の本に

強い意思をもって、確実に目的に進む方針を貫くのであれば、どれほど困難なことが目の前にたちはだかろうと、堅実な道を見出して新天地を開くことができる

出展:木原信敏著『ソニー技術の秘密』 P16

と書いてあるのを見つけて、なるほどその通りだなぁと思いました。

そのひとことに正しい道の見出し方が集約されています。

20年前に気づいていればなぁ笑
まあ、それはいいとして。

いまからでも全然遅くないのですぐにとりかかりたいと思います。

私が本気で事業化しようとしてすぐに一歩も進めなくなってしまったのは、前回も書いたように、ついつい”良識のある”人達からの助言を取り入れようとしてしまったからです。

人から忠告される度に私の想いが揺らいでどんどん曖昧になっていったせいで、一番大事な「事業計画」が全く作れなくなってしまったというのが大きい。

私はいまだはっきりと「これが私の情熱ですっ!!」といえるものは見つかっていないのが現状なのですが、でも「こうだったらいいのにな、ここは変えたくないな」という軸みたいなものはあります。

おおまかにいうと「三方よし」「持続可能な仕組み」に沿った事業です。

三方よしとは、

「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ。近江商人の心得をいったもの。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

という意味です。

商売をするからには、これを軸にしたいなと昔から思っていました。

実際のところ、ずっとプログラマーとして雇用される側で、上司に言われるがままに仕事をしていたので、実践する場も提案する時もなかったわけなのですが、いまや私もいっぱしの商売人!

今度こそ好き勝手に「三方よし」に取り組んでいいわけです。

それともう一つ、持続可能な仕組み。

持続可能な開発(じぞくかのうなかいはつ、英: Sustainable Development, SD)とは、

将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発

出典:Wikipedia

のことです。

「仕組み」は、2007年に読んだ『結局「仕組み」を作った人が勝っている』に非常に影響を受けています。

商売人になるからには自転車操業ではなく、私がいなくても回る経営、勝手にチャリーンとお金が入ってくる『仕組み』を作りあげ、余った時間で人に会ったり、優雅に遊びを楽しんだり、さらなる商売のブラッシュアップをはかる。

これが理想だよねとずっと思っていました。

だったらとっととその道をつきすすめばよかったのですが、「それじゃうまくいくはずがない!」という”プロ”がゴロゴロと(失礼!)いるんですね。

耳を傾けたくなるような、理路整然とした理由をもって。

私があまりに自信なさげ、頼りなさげにしているもんだから、みなさんつい言いたくなってくださっちゃうのだと思いますが💦

いろいろ助言を聞いているうちに頭でっかちになっちゃって、ずっと身動きがとれなくなっておりました。

いまの私がやるべきことは一つ。
確実に目的に進む方針を貫く、です。

私の商売の目的を、余計な枝葉を切り落としてシンプルに考えると「絶版本の復刊事業」です。

ターゲットは、著作権保有者。
目的は絶版本を復刊すること。

確実に目的に進むには、著作権保有者にどんどんお会いして、絶版本を復刊していく。以上。

なわけなのですが。

やみくもに何の資料もなく、ただ著作権保有者の方にお会いしてもそう簡単に復刊させてくれるはずがありません。それはわかります。何度か痛い目にあいました。

それゆえ、やっぱり事業計画書が必要。
自分ではきちんとした事業計画書が作れないから人に聞く。
人の意見を聞いて想いが揺れる。
ぐるぐる堂々巡り💦

意見を参考に必死に「損しない事業計画」を考えてしまっていたわけなのですが、それだと全く魅力がないし、売ろうとするこちらもはりきれない。

この無限ループからはずれるために、人の意見を聞いて揺れるのをもうやめます。

「絶版本の復刊事業」という目的を、強い意思をもって確実に行なえるよう、軸にしたいと思っている「三方よし」で「持続可能な仕組み」な事業として独自に練りあげて進む方針を決め、それを貫くことにします。

そうすれば、多少誰かに何か言われても揺れないし、自分もやってて楽しいし、結果もついてくるはず。

それにしても事業計画…。
うーん、どうしたものか…。

そして今、事業計画に悩みながら、Kindle販売を目指して『ソニー技術の秘密』のデジタル化を同時進行しているのですが、いきなり

何事もそうですが、新しいことを成し遂げるには、古いことにこだわっていると先へは進めません。失敗しても別の道を探せばいいのです。なんですか? 別の道が見つからないのですか?
「見つからない」のではなくて、「見つけようとしていない」のではないでしょうか? 
「わからない」と言い訳を考えている暇に、少しでもいいから先へ進みなさい。必ず道は開けます。

出展:木原信敏著『ソニー技術の秘密』P153

という文章が目に飛び込んできました💦

いやー、イタいとこつかれた。
書き方がわからないって投げ出したくなってました…。

父から直接指導を受けたことはなかったのですが、こうやって教えられるというのは、不思議な感じです。
なんだか応援されているような。

そしてもうひとつ。

開発は、完璧に作ることを目標にしなくてもよいのです。最初に決めた夢の目標に、できるだけ早く到達して、その夢の実現が可能であることを示すことが必要なのです。
 おわかりでしょうか。最初から完壁なものが、凡人にできるわけはありません。ですから、多少違っていても気にせずに、目標になるべく近いところに、できるだけ早く到達するように努力するのです。曲がりなりにでもできていれば、それを手がかりにして、さらによい結論が導き出されます。わからないことでもヒントが得られれば、たちどころに解決するでしょう。このようにして、早く目標に到達し、これはできるのだということを示すことがいちばん大切なのです。

出展:木原信敏著『ソニー技術の秘密』P38

うーむ。そうだった。
私の夢の目標は計画書を作ることではなく、仕組みづくりのほうなはず。

机上の空論になってしまう計画書と格闘するより、実際の仕組みを考えることが大切。
できれば、実際に著作権保有者にお会いして、その仕組みの反応をみるところまで早急にいきたいところです。

さー、おもしろくなってきたっ!