公開日 : 2018/05/17 | 更新日 : 2018/06/05

施設番号 51  古賀政男音楽博物館

この博物館には、5月17日に行っていたのですが、なかなか筆がすすまず。。

古賀政男音楽博物館には、渋谷からハチ公バスという小さくて可愛いバスに乗り、古賀音楽博物館という停留所で降りました。

目の前に大きな施設!
例によって、事前調査していかなかったので、もっと小さな個人記念館かと思っていました。

近くにいってわかったのですが、ここは、博物館だけではなくて、けやきホールというホールが併設されているんですね。
そこで定期的に音楽イベントが開催されているのです。
そうやって、今に生きたイベントがあるのは、いいですね。

そして、驚いたのは、

どーんっ!
JASRAC!

お隣というよりも、博物館と同じ敷地内に日本音楽著作権協会 JASRACの建物が入っていました。

古賀政男さんとJASRACの関係、および、どうして一緒の場所に建っているのか等々の大人のお話は調べるとわかるので、ここでは触れず、先に進みます。

中に入ると、音楽ホールがあり、すぐに古賀政男さんの博物館、ではなく、まずはJASRACの記念館のような場所を通ります。

以前、他の場所で写真撮影を注意されたので、ここの撮影許可範囲を聞いてみると、途中のJASRAC記念館は全面NG、古賀政男さんは全面OKという不思議なものでした。
(あらためて調べてみたところ、「古賀政男の遺志を引き継ぎ誕生した、大衆音楽の博物館であり、古賀政男の展示はもちろん、日本の歌謡史に関する資料も多数展示しております」とのこと)

二階にある大衆音楽博物館は、そんなこんなで撮影しなかったのですが、ようは、日本の大衆音楽シーンに多大なる功績のあった方々を顕彰する場ということのようです。

この「大衆音楽の殿堂」というのは、古賀政男音楽博物館(正確には一般財団法人 古賀政男音楽文化振興財団)が決定しているようで、毎年顕彰者が発表されるようです。

今回選ばれた方々のゆかりの品が飾られていました。

その先に歩いていくと、突如として復元された玄関が出現し、タイムスリップするかのような通路を渡ると、目的の古賀政男音楽博物館にたどり着きます。

入ると、ここからは撮影OK!

元の邸宅の模型が飾ってあります。
鹿らしきものが写っています。飼っていたのでしょうか。

あ~、それにしても、これがそのまま記念館になっていればよかったのになぁ!と思って調べてみたら、この場所は、もともと実際に古賀政男さんが住まわれていて、亡くなった後から1997年まで、その純和風日本邸宅がそのまま古賀政男音楽博物館として、公開されていたそうです。

その頃見たかった~💦

1997年になぜ解体され、今の形になってしまったのかは、他のサイトを見ていただくとして、ここでは、解体移築された状態の博物館の様子をお伝えできればと思います。

こうやって写真だけ見ると、きれいに移築されているように見えるのですが、部分部分だけを切って設置しているので、なんとも不思議な空間でした。

こんな風。

和室などは、なんだか旦那の実家が展示されているようで、確かに「邸宅を残す」という意味では正しい気もするのですが、さらに100年後とか経った時、古賀政男さんてどんなことをされた方?と見に来た方に、この博物館やこの和室は何を伝えるのかな?と思ってしまいました。

それは林芙美子さんの記念館にも、夏目漱石さんの記念館にも感じたことで、ご本人はその残し方を望んでいるのだろうか?ということも含め、「遺産の残し方」は私にとって悩ましいテーマです。

さて、それはそれとして。

この博物館はそれまでのどの博物館よりも攻めたつくりをしています。

遠目から見学するだけではなく、ご本人の品々が無造作に置いてあり、普通に触ったり座れちゃうのです。

他の展示物にしても、写真もOKだし、立ち入りも触れることもOKな場所が多い。
先の和室にしても、テレビがおいてあって、靴を脱いで寝転がってみられるようになっていました。

いい意味でおおらかでふとっぱら、悪くいえば…、まあ、言わなくていいか。

こうやって、展示するのではなく、生きて使えるものとして活用する、これも一つの残し方だな、と思います。
私は茶道具にしても美術品にしても、ガラスケースに陳列されるのではなく、そのもの本来の使い方で生かして残すべきと思っているので、ちょっとしたことですが、この残し方はいいなと思いました。

もう一か所、邸宅の一部を移築している所で、電子演奏が定時に開催されていました。

先ほどの椅子に座って聞いたのですが、なんとも面白い演出です。

それから、古賀政男さんの手形をあわせられる場所もあり、

旦那が見事に一致していました笑

さらに先に行くと、出口付近の小部屋で、また邸宅の一部の再利用。

設計士さん、および施主さんは、そのまま残したいけど残せなかったという思いだったのか、どこかに残せばいいんでしょという思いだったのかは計り知れませんが、こういった再利用、なかなか面白い趣向で、個人的には好きです。
もうちょっときれいに再利用できなかったものかなぁとは思いますが。

出口付近にある古賀財団事務所。

どうやら今回は、国や都や区ではなく、個人から財団となり、そこが主となり個人記念館が作られたというパターンですね。

古賀政男さんは養子をとられているのですが、その方やご遺族がこういった一切の取り仕切りをされているのでしょうか。

個人名義で財団が設立でき、記念館まで建ててしまえるということは相当な資金力、組織力があるということかと思います。
ここまでくると、遺族の意見というよりも、組織の意見の方が強くなってくるかもしれませんね。

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