公開日 : 2018/11/09

夢を追いかけ続けることの難しさ

実は、今年初めから、下北沢に事務所を構えていました。

4月に古物商登録もして、そろそろこの場所で本格的に古本屋をスタートしようかな~、大々的に告知しようかなぁ~と思っていたところで。。。

まさかの事務所棟、閉鎖💦

その事務所は、私のような起業したてほやほやな人がたくさん集まる場所で、雰囲気もとてもよく、気に入っていました。

本当にちっちゃなちっちゃな空間ですが、自分専用の場所を借りられるというのは、今まで経験がなかったことだし、下北沢という場所に定期的に訪れるというのも、なんだかんだで結構気に入っていたんだということを、”この場所がなくなる”と聞いた瞬間に気づかされました。

どんなことも、いつまでも続くわけじゃない。

この事務所が気に入ったことの一つに、社長さんや社員さんの心意気、会社のコンセプトが大好きだったというのがあります。

私は古書や古いものを再活用することが好きなのですが、その会社は木の古材を再利用するのがそもそもの出発だったそうです。

部屋を借りる際にも、まっさらな空間に1から作る楽しさに気づかされ、事務所だけでなく、家中DIYするという暴挙にでるきっかけにもなりました。

借りる側にも貸す側にも、熱い夢と想いがあって、それが絶妙なバランスで存在している、そんな空間でした。

それだけに、この建物を閉める話を聞くのがつらかった。

もちろんこれで会社全体を畳んでしまうわけではないそうなのですが、夢を追いかけるだけでできること、できないことを痛感しました。
なんとかしたかったんだろうし、なんとかできなかったんだろうし。

私も今はイケイケで復刊事業やるよ!とかいっているけれど、どうにも立ちいかなくなって撤退する場面があるのかもしれない。

大所帯を率いて、お金が実際に動き回るなかで、夢を描いて突き進んでいくことって、いま私が考えているより、はるかに大変なんだろうと思います。

お金ありきで事業をしちゃいけないのは絶対だけれども、かといって夢だけじゃ、こんな厳しい場面に突き当たるかもしれないのかとあらためて身が引き締まりました。

今日みたいに現実の金銭の話で言い合いになるような場面、私の事業でもこれからきっとある。

それが現実なのかもしれないけれど、私はこの世は、アンパンマンの世界のように、みんなが好きなことをして好きな場所を提供しあって、という世界であってほしいとやっぱり思います。

そんなこんなで当面は、古書販売はネットだけにし、事務所に籠っての一人作業はやめて、外歩きで新規復刊顧客探しと記念館巡りがメインになるかなという感じです。

まあ、そうあるべしとも感じていたので、いいきっかけかな。