公開日 : 2018/08/05 | 更新日 : 2018/09/27

自己重要感の大切さ

みなさん「自己重要感」って言葉、知っていますか?

私は2014年夏に、勤めていた会社が脱税で問題を起こした流れでリストラにあい、いきなり路頭に迷いました。

それまでとても優遇してもらっていたこともあり、それにこたえて私なりに心血注いで仕事に取り組んでいたこともあったので、この会社から、この人達から私は必要とされているんだと思い込んでいました。

そんな時にこの一件があり、実にあっさり切り捨ての対象になってしまったこと、私の代わりがいたんだという現実をつきつけられて、正直半年くらいは途方にくれていました。

その後、せっかくなら知らない世界を体験してみようと、マザーズハローワークや東京しごとセンターの常連になり、メイクアップ講座やら仕事塾やらVPI職業興味検査などといった無料サービスを片っ端から受けておおいに楽しませてもらいました笑

その一環で当時、自分を見つめ直すのに役立ちそうな本も片っ端から読み漁っていまして、その中の一冊『斉藤一人の絶対成功する千回の法則』という本の中に「自己重要感」という言葉が出てきたのです。

この本は、タイトルにあるように「千回きれいな言葉を無心に言い続けたらそれが本当になるよ」というのがコンセプトです。

例えば、いま幸せじゃなくても「しあわせだなぁ」って言い続けたらそれが本当になる、といった具合です。
ただ言うだけなら簡単やんと、私も、当時は千回言うことにばかり気をとられていました。

その頃は、まだ上司から命令されて働くのに慣れきっていて、自分で商売をするという観点が欠落していたので気づきませんでしたが、この斎藤一人さんという方は、根っからの商人です。

創業者、経営者になってからあらためて読むと、非常に面白い発想で、ある意味、盛田昭夫さんなど、創業者、経営者達の自伝に近い印象を受けました。

どうやって人を惹きつけて、楽しく商売をするか、が詳しく書かれているのです。

2003年初版で、2018年現在、絶版にならずに新刊で販売されています。
コアなファンがいるからというのももちろんあるのですが、自伝という形ではなく、経営指南書という形でもなく、広く一般向けの自己啓発書的な形をとっていて、時代を経ても古くなりにくい内容にしているので、絶版にならないのでしょう。

そして、キャッチーでわかりやすく、簡単に自分でも実践できそうなタイトルがついていて、手にとりやすい。

さすが!!です。

久しぶりにこの本を読んだのですが、商人になりたての私にとって、商売の極意が詳しく書かれていて非常に得るところがありました。

普通、商売の極意といえば「お金をいかにして稼ぐか」ということを説くところでしょうが、この方はちょっと違います。

お金、健康な身体、優しくて豊かな心の三つが揃ってはじめて、幸福ですべての願いが満たされるのであって、お金も幸せに必要な要素なんだよと説いています。

さらに面白いのが、お金はなくても別に大丈夫だけれども、ただ一点、嫌なやつに頭を下げなきゃいけなくなるからお金はあったほうがいいよね、とのこと。
なるほどその通りです笑

お金があれば嫌な客と付き合わないでよくなるが、ではお金がない時にはどうするか。
答えは「笑顔」。
ただ笑っているだけではだめで、もっと喜ばれるのはどんな笑顔なんだろうと常に考えること。
商人の基本は、人に好かれることで、その答えとして笑顔があるのです。

そして成功するための極意、秘訣は、
「心の底から商売を楽しみ、それをお客さんと分かち合うようにする」
「楽しくてしかたがない生き方をする」
とのこと。

これって、私が以前コラムで「情熱を見つけることこそがすべての鍵」と書いていましたが、同じことですね!
「楽しくてしかたがない(=情熱)」が見つからずに苦労している最中なわけなのですが💦

で、ありがたいことに、この本には、どうすれば「楽しくてしかたがない生き方」ができるかの答えも書いてあります。

そこで登場するのが「自己重要感」というわけです。

「自己重要感」とは、要は、自分は役にたっているんだ、必要とされているんだ、って感じることです。
相手の「自己重要感」を高めてあげることが、「楽しくてしかたがない生き方」ができるようになる重要な一要素だと説いています。

いわれてみると確かにその通りです。

コラムを通して仕事のやり方について見つめなおした際に、情熱を見つけて、それに向かって自分を貫いていくのが一番重要だという結論に達したわけなのですが、それだけだと誰もついてこないなんてことにならない?って一抹の不安があったわけです。
実際、現在、この活動に対し、世間から見向きもされていない状態が続いていますし💦
この状態が続くようなら、いくら情熱を見つけて突き進んだとしても「楽しくてしかたがない」なんて思えそうもない。

自分の情熱と同じくらい大切なのが、相手の自己重要感だと気づきました。

ではどうやったら相手の自己重要感を高めてあげることができるか。

本には、一番の方法は、相手を褒めること、とあります。とにかく誉めまくる、と書いてあります。
でもこれが、私にとっては実は、ながらく最難関な案件なのです。
「人を褒める」ということに非常にトラウマがありまして、怖くて怖くてとても口になどできない。

「褒める」って、下手すると「生意気」になりません?
こちらとしては心の底から褒めたつもりが、「はぁ!?」って反応がかえってきてしまったこと、まったく喜んでくれなかったことが何度もあったため、「私が褒めたら相手が不快になるんだ」といつしか封印してしまったわけです。

そんなこじれちゃった人向けに、
この本には、もう一つ、相手が勝手に「自己重要感」を高めてくれる方法があることを教えてくれています。

それは、自分の立ち位置を高めること

おんなじことを言っても、立ち位置が低いと「生意気!」となり、立ち位置が高いと「嬉しい!」となる。
斎藤一人さんは、高額納税者という肩書をもらってからは、一緒にご飯を食べているだけで相手が喜んでくれて、自己重要感を楽に与えることができるようになったよ、と書いています。

私にとってすごく腑に落ちる話でした。

なぜかというと、最近、何度かこれに近い経験をしたからです。
相手に「この人、すごい人かも」と思わせられれば、喜び方、対応のされ方が全然違ってくるのを肌で感じました。

これこそが長い間追い求めていたとんねるずの「はったり」なのかもしれない。
(これに関しては確実に長くなるので、いつか別コラムで)

相手が認めてくれるのを待つのではなく、こちらからしかけていく。
できてなくても、自信をもって前に進み、道を切り開く。
気づくと立ち位置が高くなっていて、周りが勝手に認めてくれる。

これですよね、この感じ。

それにはやっぱり絶対的な自信のある「情熱」を軸に持つ必要があるので「自己重要感(=はったりのかましかた)」の大切さを胸に秘めつつ、自分の好きなやり方でがむしゃらに突き進んでみたいと思います。