公開日 : 2018/07/15 | 更新日 : 2018/08/17

新案(情熱に根負け案)を採用してみます。

前回のコラムで、ネガティヴ要素がてごわいぞーということを書いたのですが、ネガティヴ要素には内部からと外部からが存在します。

内部からとは、自分の内面に巣食うネガティヴ要素ですね。

自分に自信がないとか、将来が不安とか。

私は20数年前にはっきり自分の悪いところを自覚し、見つめなおして(そんな必要なかったんですけれどね💦)、心を入れ替えて(入れ替える必要もなかったんですけれどね💦)、そして自信のない自分、不安をもった自分という状態でそれを乗り越えようとずっと突き進んできました。

わざわざ壁を作って、それを乗り越えようと努力してきただなんて、我ながらご苦労さまです笑。

ここにきて、そんな風に思う必要ないんだ、自分に自信をもっていいんだ、と気づき、不安もとっぱらい、内部のネガティヴ要素を払拭し、さあ、自分らしくいざ突き進もう!と思ったとたん。

外部のネガティヴ要素が顔を出し始めます。

自分の内部に本当にネガティヴ要素がもうないのか、ありとあらゆる方法で試される感じです。

 試練レベル1:無視される、相手にされない。

 試練レベル2:不安がられる、心配される。

 試練レベル3:行動を注意される。

 試練レベル4:弱みをつかれて、無駄だからやめろと上から押さえてくる。

 試練レベル5:これ以上続けるようならば、私がされると心底困ることを実行すると脅される

思えば、ずっとこの思いをするのが嫌で、これ以上圧力がかかったらもう耐えられない!と屈して、そこから先に進めなかったわけです。

あらためて思い返すとこの20年、何度か自分らしいわくわくを形にしようとした形跡がありました。

例えば10年くらい前、全国にある粋な茶室が、利用客が減少して次々閉室している現状をなんとかしたいと、もっと有効活用したらいいはずと考え、空港の空き駐車場検索サイトをヒントに、空き茶室情報サイトを作ろう!と、企画書を書いて、周囲の人に見せていた時期がありました。

さっそく試練レベル1に遭遇し、苦しいながらも、なんとか乗り越えて次に駒を進めると、レベル2が登場し、ようやくレベル3、レベル4も乗り越えたものの、レベル5になる手前でもう「ああ、私なんかがそんな夢見ちゃいけなかったんだ」という心境になっていて、結局諦めました。

読んでくださっている方の周りにも、レベル5までをしてくる人はなかなかいないでしょうけれども、レベル4くらいは結構平気でしてくる人いませんか?

なんでそんなにつっかかってくるんだろう?と思うのですが、その人にはその人の考え方や人生があり、なぜかわからないけれども、どうやら生き方を否定された気分になってしまうみたいです。

まあ、その辺の考察はまた今度ということで。

とにかく、何らかの状況でわくわくを諦めざるをえない状態になる。

この状態を20年何度も体験して、今回も同じところまできて、ようやく一つのことに気づきました。

誰が悪いとか、自分の案が悪いとかではなく、単に本気度を試されているだけ

これです。

レベル5の突破口はここにあったのです。

特定の誰かではなく、見えない何かからとしかいいようがないのですが、何かから試されている感じです。

だから、繰り返し、繰り返し、人や出来事が変わっても、同じところでつまづかされます。

私の場合は、レベル4までは頑張れたけれども、そこで他人からの全力の圧力に屈して、わくわくを感じたすべてを諦めて、やめてしまうの連続でした。

今までは、レベル5の突破方法はないと思っていました。

自分のせいや夢の案のせいで、やり方が悪かったんだ、そこまで怒らせてしまったら、もう駄目だ、と。

そうじゃなかったんです。
考えてみればそうですよね、世の中にはレベル5を突破して夢をかなえている人たくさんいるんですから。

以前から、ヒントはたくさん見聞きしていました。

商売をする上で、秘伝の料理を教えてほしいからと、中国の本店に行って、1度目で無視されて、2度目で断られて、3度目でどなられて、4度目に行った時に「今まで何度もどなりつけてきたけれども、そのあとまた来た奴は初めてだ」と、秘伝を教えてくれたという話。

つい最近、強烈に印象に残ったのは、岩井ジョニ男さんのタモリさんとのエピソード。

タモリさんは、私も大好き、というより、赤塚不二夫さんや山下洋輔さんとのエピソードや、勧進帳の弔辞など、やることなすことかっこよすぎで、いかに好きか、気持ちを表現できないくらい、一目も二目も千目くらい置いている特別な御方です。

当然、岩井ジョニ男さんがタモリさんの付き人だったということも知っていて、クルーザーのエピソードなども聞いて、そんな御方とどういう接点があって、この人は付き人になれたんだろうなぁ?と密かに思っていました。

それが、なんと通いつめて根負けさせて付き人になったんですね。

そのエピソードが半端ない。

1か月毎日通い続けた岩井ジョニ男さんに、翌日、タモリさんが「中に入りなさい」と言って入れてくれる。

気持ちが通じて、弟子入りさせてくれるのか?と思いきや、「この世界、フィーリングだから、教えてどうこうなるもんじゃない。迷惑だから、二度と来るんじゃないよ」と面と向かって諭されたそうです。

強烈ですね。

ここ、レベル5です。
普通、自分のやり方をあらためるか、諦める場面です。

それを岩井ジョニ男さんはどうしたかというと。

次の日また行ったそうです。

メンタル強い。信じられない。

でも、先の秘伝料理と一緒で、その突破口が実は正解。

ちょっと理解に苦しむけれど、どうやらその道みたいなのです。

ストーカーで逮捕されるのと紙一重。笑
でもストーカーとの違いは明らかで、相手に依存した想いか、自分を貫いた想いか、です。

繁盛店を創業した方や、タモリさんのような真に自分を貫いて生きてきた人には、その違いがわかるんでしょうね。

そして、あらためていろんな方の伝記を思い返してみても、そうやって突破した例が結構多いのです。

やり方がどうとか、自分だからどうとかではなく、見えない何かに情熱を試される

もちろん、それでうまくいかないこともあるし(相手の嫉妬や猜疑心が上回る時ですね)、うまくいってもその次のレベルでつまづく(商売がうまくいかないとかですね)なんていうことが考えられるのですが、とにかく、強敵レベル5はそうやって攻略すればいいと気づきました。

これからの私は、相手の思い違いを正す案でもなく、想いを譲歩する案でもなく、夢をあきらめる案でもなく、相手にブチ切れて絶縁する案でもなく、ネガティヴ要素に対してはすべて新案(情熱に根負け案)を採用します。

ちなみに先日、本格的レベル5な場面に出くわしましたが、何を言われても動じずに、自分がどれだけの想いでいるのかを貫き続けてみたところ、あれほど怒り狂っていた相手が「本当は私もその方がいいと思っていたのです」と、180度態度を変えてきました。

それで終わるほど楽な相手ではないのですが、あらゆるネガティヴ要素には常にその姿勢で対処するのがやっぱり正解なのかもとあらためて思えた瞬間でした。

なにより、どんなネガティヴなことが起きようとも「うわー、どうしよう」ではなく、「あ、これ、情熱を試されてるな」と思えると、ものすごく気分が楽になり、攻略が簡単になります。
あれほど難攻不落だと思ったことも、楽しめるくらい。

せっかくの夢や生き方、間違った理由で諦めてたらもったいないです。
何かあったら「見えない何かに情熱を試されてるだけなんだ」、この視点、ぜひ、お試しあれ!